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シグナル

シグナル

「シグナル」
桜井武晴著
徳間書店

図書館で資料を探している時に何気なくひかれて借りてきた本です。
内容は一言で言えば推理小説になると思うんですが、携帯電話を使ったトリックの発想がちょっとSFちっくで気に入りました。というか、現実には無いけど、作ろうと思えば作れるかもしれないシステムって…それがSFでなくて何だと言うんだー(笑)。

でもそれはあくまで読み手をそそる手段であって、物語を通して言いたかったことは、人間の内面に潜むものへの言及、だったのではないかと思います。ただ、それに関しては共感出来たり出来なかったりした部分も多く、いろいろ考えさせられました。ラストは…私だったら違う展開を望んだなあ…。でも私の好む方面へ流れると、この話の根本が崩れてしまうかもしれないので、なんとも切ないです…。

それでもたまに読む小説もよいものです。毎日忙しくてこんなチャンスでもない限り、なかなか本も読めないですからね…。ちなみに読書は好きです。