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サイボーグ009

しばらく前にBSにて石ノ森章太郎特集が流されて見ていたわけですが、今発売中の「石ノ森章太郎漫画大全集」に合わせた企画だったみたいですね。ということで、漫画描きでは我が師とも言える石ノ森作品について少し書いてみようかと。

サイボーグ009 (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス) サイボーグ009 (第10巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス) サイボーグ009 (第12巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)

で、ファンなら外せないでしょうというのが「サイボーグ009」シリーズなのですが、個人的には石ノ森氏の絵にハマっていたので、一番好みの造形の少年がジョーだったという理由で009が好きになっていた部分も(^^;。

昭和39年から描き続けられた作品なので、掲載雑誌も多数に渡り、その間単行本もいろいろなところから出ていたため整理がややこしいのですが、アフィリエイト画像は自分でも持っていて一番馴染みのあるサンデーコミックス版から持ってきました。009シリーズの全タイトルを制覇しようと思ったらサンデーコミックス版だけでは足りない(と思う)ので、全タイトルを1つの出版社からまとめて購入できるシリーズってないのかな?

作品としておすすめなのは、やっぱり初期のノッていた頃に描かれた「ミュートスサイボーグ編」「地下帝国ヨミ編」でしょう。ヨミ編ラスト、002の「ジョー!きみはどこにおちたい?」は伝説の名台詞と化してるようです。
ヨミ編でいったん燃え尽きた009たちだったのですが、ファンの熱い要望に応えて9人の戦士は再び雑誌によみがえり、最終章「天使編」へと続くわけですが、これが途中で「未完」になっています。
実は私はここまでの話は全部単行本で読みました(さすがにリアルタイムで初期作品を読むにはちょっと年齢が足りなかった)。1巻から続けて読んできて最後の巻で「この続きはいつか描きます」でプッツンですから、そりゃ続きが気になってたまりません。私でさえそうだったのだから、初期からファンだった人たちはなおさらだったと思います。

それから待って待って10年、20年、…。その間またファンの要望にこたえる形で009は復活したけど、「神々との闘い編(天使編につながる話?)」以降の009は全部サイドストーリーで、とうとう本編天使編の続きは描かれないまま石ノ森先生は逝ってしまわれました…。

2012 009 conclusion GOD’S WAR―サイボーグ009完結編〈1(first)〉

その未完の大作をなんとか完結させようといろいろ試み(→)もされているようですが、今となってはもうどっちでもいいかなーな気持ちになってます。小野寺丈氏の作品として読んでみたい気持ちもあるんですけどね。

アニメと原作
テレビアニメには3シリーズあって、白黒版(1968年)は旧ゼロ、カラー版(1979年)は新ゼロ、平成版(2001年)は平ゼロと呼ばれているようです。私が見ていた009は新ゼロですね。BSの009特集は懐かしかったです。当時は石ノ森氏へのこだわりが強かったため「絵が似てない!!」と不満たらたらでしたが、今見るとけっこう面白い。平ゼロはこれまでで一番石ノ森氏に絵が似ていて、絵に関しては理想的な仕上がりになっていました。もしこの時もまだファン熱が続いていたら拍手喝さいで受け入れていたと思われます。

…そうです、平ゼロ放映時はすでに009から爆走兄弟レッツ&ゴーの烈くんに転んでしまった後だったんですねorz(ファン失格)。いやこの時はまさか平成になってテレビで新しく009が作られるなんて思ってなかったので内心「しまった!」と思いましたよ(汗)。ファン続けてればよかった~。待てなかった私を許して下さい、ジョ~。

てなわけで009ファンと名乗るにはいささか不心得者ではありますが、009が少女時代を彩ってくれた素敵なキャラだったことは間違いないです。10年以上ファン歴を続けられたのもやっぱりそれだけ好きだったからだと思いますし。
また時間ができた時にでもゆっくりと読み直して、009との新しい関係を築いていけたらいいなと思います。