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幼年期の終り/白鹿亭綺譚

ずいぶん長い間ブログの更新をサボってました(汗。
サボればサボったで、それに慣れちゃうので、まずはレビュー方面から復活を目指そうかな~と思ってます(^^;。

「幼年期の終り」

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

アーサー・C・クラークの古典SF。SFファンには有名な作品です。…にもかかわらず、読んだことなかったよね~読んでおかなきゃね~と手に取った1冊。「人類の進化」をテーマにした作品で、同じ作者の「2001年宇宙の旅」にも通じるところがあるかもしれません。

ともかくスケールが大きくて、壮大で荘厳で、宇宙規模で行くところまで行っちゃってるので、もはや哲学。感受性の強い若い頃に読むと大きな感動・感銘を受けられそうな気がします。多くのSF作家にも影響を与えたんじゃないでしょうか。おかげでこれを読んでなくても、影響を受けた作家さんたちから間接的にクラークのSF魂を伝えてもらえていた気がします。ああそうか、私のSF観もここに原点があったんだなあと知った気持ち。

1つ残念なのは、キリスト教圏の人を対象に設定が練られているので、日本人の私にはオーバーロードの外観にそんなに衝撃を受けられなかったところでしょうか。宗教観が違うために得られ損なってる部分があるのはちょっと損してる感じ。

人類の進化がああいう形になるのは人によって賛否分かれそうな気はしますが、この壮大な発想・思想を存分に楽しんでもらいたい作品。


「白鹿亭綺譚」

白鹿亭綺譚 (ハヤカワ文庫 SF 404)

これもアーサー・C・クラーク。短編集です。実家から発掘しました。自分では読んだ覚えがないので、たぶん親が買ったのだと思われ。それはともかく。

「幼年期の終り」を書いたのと同じ人が書いたとは思われん~~。

「SF版ほら話」という趣向なのですが、オチのくだらなさに肩の力が抜ける…(笑。でも好きです。こういうの、大好きです~。クラークも男だったのね!と別の意味で感動してしまった「特許出願中」。原子力研究所で起こった事故とは!?と一瞬怖い展開ながらその結末は…な「臨界量」。他、全部で15話の短編が入ってます。どの話も頁数が短いのですぐ読める。その分テンポがよくてキレもいい。軽く読んで笑って楽しむ作品。

それに各話のSF小ネタが楽しい。小ネタに留めるのが惜しいような発想がしょうもないオチのために使われる贅沢さ。人類、別に進化しなくたって、今のままで十分よろしいんじゃないですか~?と思ってしまう私なのでした。