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XREAでMT3.3をダイナミック・パブリッシングで動かす覚え書き

3.31になって3.2から少し導入方法が変わったところがあるので、新規インストール用の覚え書きを作っておきます。
前置きは省略。こちらを参照のこと。

■MySQLの準備
XREAではMySQLが標準装備されています。ので、MTのデータベースにも迷わずこれを使います。
XREAの管理画面から「データベース」を選んで、MySQLの作成ボタンを押します。この時、アカウント名に-(ハイフン)が含まれているとデータベースが利用できないので注意して下さい。パスワードはデフォルトではFTPパスワードになっているので、自分の好きなパスワードに変えておきます(このパスワードをmt-config.cgiに記入します)。
データベースの作成には2~3時間かかるので、その間に各種設定を済ませておくのがよいです。

■MTのダウンロード
3.3から個人無償ライセンスはTypeKeyが不要になり、その代わりにECバイヤーズ経由でダウンロードすることになりました。まずはSix Apartへ行き、「ライセンスと購入」から「個人ライセンス」を選び、ECバイヤーズへ飛びます。ダウンロード受付画面へ進み、名前とメールアドレスを記入します。記入したメルアドにダウンロードアドレスを記したメールが届くので、そこからダウンロードします。

■設定
解凍して出てきたmt-config.cgi-originalをmt-config.cgiにリネームします。3.3からはmt-config.cgiの内容が大幅に簡略化されました。XREAでは下記の赤字の部分を変更・追加します。
なお、以下の例では、アカウントがabc、パスワードがabcdefgmtディレクトリにインストールするという前提で設定しています。無料サーバーの人はmtをxに変えて下さい。

# The CGIPath is the URL to your Movable Type directory
CGIPath http://example.com/mt/

# The StaticWebPath is the URL to your mt-static directory
# Note: Check the installation documentation to find out
# whether this is required for your environment. If it is not,
# simply remove it or comment out the line by prepending a "#".
#StaticWebPath http://www.example.com/mt-static

#================ DATABASE SETTINGS ==================
# REMOVE all sections below that refer to databases
# other than the one you will be using.

##### MYSQL #####
ObjectDriver DBI::mysql
Database abc
DBUser abc
DBPassword abcdefg
DBHost localhost

##### POSTGRESQL #####
#ObjectDriver DBI::postgres
#Database DATABASE_NAME
#DBUser DATABASE_USERNAME
#DBPassword DATABASE_PASSWORD
#DBHost localhost

##### SQLITE #####
#ObjectDriver DBI::sqlite
#Database /path/to/sqlite/database/file

##### BERKELEYDB #####
#DataSource /path/to/database/directory

DBUmask 0022
HTMLUmask 0022
UploadUmask 0022
DirUmask 0022

<補足事項>
・CGIPathは、独自ドメインを使っている場合はドメインURLでOKです。
・Database名は最初に作ったものはアカウントと同じ名前になります。2つ目からは「アカウント_1」「アカウント_2」…となるので、この例だと2つ目のデータベースを使う場合はabc_2となります。なお、データベースをabc_2とした時は、ユーザー名もabc_2となることに注意して下さい。

■アップロード
MySQLを作ってから2~3時間以上時間が経ったら(MySQLの作成には時間がかかりますので、あわててアップしてログインしますとエラーになりますので注意!)、ファイルのアップロードに移ります。
解凍して出てきた全てのフォルダとファイルを、そのままmtディレクトリにアップロードします。拡張子を自動判別してアップしてくれるFTPソフトなら、自動のままでかまいません。ファイル数が凄く多いため、一気にアップすると失敗することがあるので、フォルダ毎に1つ1つ丁寧にアップしていった方が間違いないです。

全てアップし終わったら、mt-config.cgiのパーミッションを604にします。
それ以外の拡張子.cgiのファイルのパーミッションは700にします。
pluginsフォルダの中のstylecatche.cgi、widget-manager.cgiも忘れずに700にしておきます。

■セットアップ
自分のアドレス/mt/index.htmlへアクセスします。ログインリンクがあるので、そこをクリックして中へ入ります。

入るとアカウントとユーザー名を設定する画面になるので、MTで使いたい「ログイン名」「メールアドレス」「パスワード」を記入してインストールを続行します。終わったらログインして新しいブログを設定して終了です。

■ダイナミック・パブリッシングを導入する
MTの管理画面→テンプレート→「テンプレート構築の設定」メニューから、「アーカイブ・テンプレートだけをダイナミックに構築する」にチェックをつけて保存します。この時点でブログ公開ディレクトリ下に、.htaccessと「templates_c」フォルダが自動生成されます。「templates_c」フォルダのパーミッションは707にします。これにて終了です~。

<補足事項>
・ダイナミック・パブリッシングの場合は、拡張子をphpに変える必要はありません。せっかくmod_rewriteで拡張子をhtmlのままで使えるのだから、この利点を生かしましょう!