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ダイナミックにするファイル、しないファイル

ダイナミック・パブリッシングは再構築が不要になる便利な機能なんですが、何でもかんでも全てをダイナミックにすればいいというものでもなく、テンプレートの中にはダイナミック化しない方がよいものもあります。基本的なことでもあるので、私の心がけていることを書いておこうと思います。

■ダイナミック・パブリッシングの設定
ダイナミックパブリッシングは管理画面の「設定→公開→再構築オプション」で設定できます。その際、チェック項目が2つあるので、運営方針に合わせてどちらかを選びます。

アーカイブのみダイナミック・パブリッシングにする

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通常はこちらを選んでおけばOKです。アーカイブはダイナミックに向いており、アクセスの多いインデックス頁などはスタティック(静的)にしておくのが基本の使い方です。

テンプレート別にスタティックHTMLもしくはダイナミックを選別

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サイトを運営してしばらくすると、もっと便利に使いたい、自分向きにカスタマイズしたいという欲求が出てきます。アーカイブも個別エントリーはダイナミックだけど、月別頁は静的にしたい、あるいは複数のアーカイブテンプレートを作成してダイナミックと静的を使い分けたい等、より複雑なカスタマイズがしたく(あるいは必要に)なってきます。そうなった時に選ぶのがこちらです。「アーカイブのみ」に比べて上級者向きの設定だと言えると思います。なので、この設定の意味が分からない・必要性を感じないうちは上の「アーカイブのみ」にしておくのがいいです。

■ダイナミックにするテンプレート・しないテンプレート
上の設定で「テンプレート別にスタティックHTMLもしくはダイナミックを選別」を選ぶと、アーカイブ頁だけでなく、インデックステンプレートもダイナミック・スタティックのどちらかを選べるようになります。が、インデックステンプレートの中にはダイナミックにはしない方がよいものも混ざってますので、その辺の注意ポイントを書いておきます。

○ダイナミックにしていいテンプレート
メインページ、アーカイブページ
この2つは通常スタティックにすることが多いと思いますが、必要があればダイナミックにしてもかまいません(必要がなければ無理にダイナミックにすることはないです)。

自分で作ったテンプレート
これはもう作成目的に合わせてダイナミック・スタティック自由に使いこなしましょう。

×ダイナミックにしない方がいいテンプレート
Atom、RSD、RSS2.0
Dynamic Site Bootstrapper(mtview.php)、Site JavaScript(mt-site.js)
スタイルシート

これらはダイナミックにしないように。RSSフィードはアクセスの多いファイルですし、システムに関わるファイルや、頁を表示する度に読み込まれるファイルをその度動的生成してたら大変なことになります。これらのファイルは小さいものなので、静的生成のままでもダイナミックのパフォーマンスには影響しません。